アジア通貨危機から学ぶ収奪(経済的植民地化)の未来予測

「アジア通貨危機」

タイバーツを中心にアジア各国の
急激な通貨下落現象により起きた
経済危機だ。

 

タイは1ドル25バーツの固定相場
だった。

プラザ合意以降の米ドル安政策で
タイバーツも安くなったことで世
界各国の製造業がこぞってタイ国
内でモノ作りをした。

よって、タイは貿易黒字となる。

通貨、賃金の安いタイでモノを製造され
てタイは「世界の工場」となった。

 

しかし、当時のタイ人は貯蓄率が低
かった。

銀行からすれば消費にお金が廻るので
お金を貸し出しに廻せない。

市中に金はあっても、銀行に金がない
のでバーツ金利は高かったのだ。

「高いバーツ金利」

「困ったな~~」

 

そんな時、救いの手を差し伸べて
くれる優しい外国人が出るのだ。

オフショア市場の解禁が起きて、
金利の高いバーツより金利の安い
ドルで金を貸してやるよと言われ
るのだ。

すると、ドル建ての企業債務が増加。

1995年には米国が「強いドル」を
主張して米ドル高政策が始まる。

となれば、タイバーツも上がる。

製造業を中心に輸出で稼いでいた
国も通貨高になると困る。

 

すると、経常収支悪化を懸念が生じて
外貨準備が不足するのではないかとい
う見方が増える。

タイバーツ安を予想する人が増えた所で
ジョージソロスのヘッジファンドによる
強烈なバーツ売りが掛かる。

タイ中央銀行から米ドルが流出する。

 

そして、米ドル不足に陥り、25バーツ
では1米ドルは渡せないということに。

バーツが安くなり、ドルが高くなれば
ドル建てで金を借りていた企業や人は
非常にヤバい。

返済に困る企業、人が増えたところで
さらに「優しい外国人」が現れる。

もはや、ここまででハメられたなと
いうのが見てわかるだろう。

 

・・では「優しい外国人」とは?

世界各国の通貨安定を目的とする
IMF(国際通貨基金)だ。

 

米ドル不足のタイは、原油も食糧も
買えないだろうから困るよね?

じゃあ、条件付きで米ドルを
貸してやるよ。

どうすんだ、おお?

そもそも、低金利で阿呆みたいに金を
借りたお前らが悪いんだよ。

だから、借入抑制のため金利を上げる
なら金を貸してやるよ。

そもそも、金利が高くなったせいで返済
に困った企業や人に更に追い込みを掛け
るわけだ。

 

「金利上昇を約束すれば、米ドルを
貸してやる」

バンザイする企業も続出して、
企業収益の急速な悪化や株価の
暴落も起きる。

そこで、なにが行われたか?

新株を安く発行させ、外資が資本支援

つまり、通貨や資本が暴落したところで
外資によるオーナーチェンジ(収奪)がな
されたのだ。

経済的植民地化が起きた。

 

日本のお隣・韓国もIMF(国際通貨基金
)主導で型に嵌められ、外資によって経
済的植民地化が行われている。

「通貨の安定による世界平和」

御大層な役割を担っているのが
IMF世界銀行である。

 

そして、アジア通貨危機時のような世界
平和を目的としたヤ●ザ的手口が行われて
きた。

そして、今もこれからも我々は資本を
使った戦国時代を生き抜くことになる。

この事実を認識して、どうするかを
各々が考えることが大切だと考えて
いる。

 

真の日本精神を取り戻す

日本人の生成発展に貢献する

 

大和魂

我々は日本人である。

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