ロシア金融危機(1998年)から26年後に要注意!
はじめに
世界は
混乱期 > 成長期 > 成熟期 > 衰退期 > 混乱期
この経済サイクルを繰り返している。
また、26年周期で世界の政治・金融経済を
揺るがす大イベントが起きるという理論も
ある。
これらのイベントは日本にも大きな影響を
及ぼしてきたし、これからもそうなるだろ
う。
本日は、1998年のロシア金融危機
について考察する。
なぜなら、衰退期に直面する日本を含めた
先進国の近未来に大いに関係ある話だから
だ。
1998年 ロシア金融危機
①ソビエト連邦の崩壊後に
インフレが高止まりした。
②石油価格の急落が経済に
深刻な打撃を与えた。
③ロシア政府は財政赤字の補填に
大量の短期国債を発行。
よって、金利が上がって財政負担
を増大させた。
④強度のルーブル高で貿易赤字が
嵩んで経常収支が悪化した。
⑤ルーブル切り下げ、短期国債の一部
にデフォルト宣言、対外債務に対する
90日間のモラトリアムを発表
これらにより、ロシアの金融市場は大混乱
に陥って、銀行破綻や株の大暴落が相次ぐ
ことになった。
⑥国内の倒産・失業が急上昇。
スタグフレーション⇒強度のインフレが
止まらず国民の生活水準が大幅低下。
⑦新興市場全体に影響を及ぼし、アジア通貨
危機から立ち直りかけていた国々にも再び混
乱をもたらした。
あれから26年
2024年
1998年のロシア危機から
26年が経過している。
2022年からロシアは欧米諸国から
経済制裁を受けている。
それにより、深刻な経済的打撃を
受けている。
ロシアは非西側諸国(BRICS側)との
経済関係の強化にシフトしている。
前回のロシア危機から26年・・
2024年・後半に世界金融経済に激震
をもたらす大イベントが起きる可能
性は十分にあり得る。
なぜなら、シンプルに・・
日米欧の先進国は衰退期だからだ。
そして、衰退期の後に待つのは
混乱期だからだ。
何が起きてもおかしくない。
あらゆる可能性が現実的なのだ。
だから今こそ、我々日本人は衰退期
に直面していることを強く自覚する
必要がある。
そして、成長期の国に【疎開】する
選択肢も真剣に考えるべきだ。