アーバンルネッサンス構想:日本のバブル崩壊の歴史を学ぶ

2024年2月後半

日経平均株価は1989年末の最高値
(3万8915円)を約34年ぶりに更新

ニュースを見ていれば初耳という
こともないだろう。

 

1989年の日本はバブル経済期

(1986年12月~1991年2月頃)

 

現在の株高と当時のバブルとの違いを
一言でいえば、今は全然バブル感がな
ところだろう。

とは言っても、勉強されている方なら、
現在の株高はいつ終わるのか?

いつ刈り取りに来るのか?

 

このように考えているだろう。

当時のバブル崩壊と同じか、それより
酷い状況を予測しているのではないだ
ろうか?

長銀や拓銀、山一証券の破綻以上の
出来事が起きて日本の経済植民地化
が進むんじゃないかと考えている方
もおられるだろう。

 

単純にチャートだけを見ると普通に
5万円くらいまで上げても全然おかし
くない状況だとは思う。

※月足Mダイバーのサインの傾向で
鑑みると41,000くらいで一度押し目
を付ける可能性もある

※フィボナッチの1989年12月の
ラインを超えている。

 

面白いのは、Mダイバーだと
1988年7月に下げのサインが
出ているところ。

 

しかし、当時と違って今年は
サインが出る気配すらないの
5万円までぶち抜ける可能性
もあるかもしれない。

※しかし、こうしてチャートだけ見て
も日本経済の底力の凄さに感服する。

※Mダイバーに興味がある方は、下記
リンクをクリックして詳細をご確認い
ただければと思う
↓ ↓
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ただし・・

 

バブルは作られる

つまり、演出される。

 

バブルの存在意義は「破壊」
と言っていいだろう。

バブル生成、破壊、支配というゴール
に到る過程では必ず富の収奪が行われ
てきた歴史が存在する。

このままハッピーエンドなんて結末は
問屋が卸さないだろう。

 

オランダのチューリップバブルでも
日本のバブル経済期も同じだ。

富の収奪が必ず行われている。

 

企業、金融機関が経済植民地化され、
借金していた個人が返せなくなって追
い込まれた歴史が存在する。

その辺の歴史、真相は「日本バブル
崩壊の真相」で学んでいただければ
と思う。

バブル崩壊時の対策をしたい方は
ぜひ、バブル崩壊の歴史と裏側(真
実)をまとめた下記プログラムをご
覧いただきたい。

日本バブル崩壊の真相

 

バブル崩壊の歴史と真相(裏側)を
学ぶ上で外せないテーマがある。

それが・・

 

アーバンルネッサンス構想

アーバンルネッサンス計画と混同される
ことがあるので簡潔に説明しよう。

アーバンルネッサンス計画は、都市部
の再生や活性化を目指した政策やプロ
ジェクトの総称。

魅力的で持続可能な都市環境を創出
しようという計画だ。

※1970年~1980年代に掛けてヨーロッパ
や北アメリカでは都心部の荒廃に対処する
ため都市再生プロジェクトが始まった

※日本でも2000年代初頭に「都市再生緊急
整備地域制度」が導入されたことを契機に
アーバンルネッサンス計画が本格的に進め
られた

 

日本のアーバンルネッサンス構想は
中曽根康弘総理大臣(1982年~1987
年)に行われた。

中曽根政権は、経済成長を支えるための
インフラ整備や都市部での生活環境改善
を目指した政策を推進していた。

具体的には公共投資の拡大、私企業に
よる都市開発の促進などが行われた。

これらの政策が、都市機能の充実や地域
経済の活性化を目指すアーバンルネッサ
ンス構想の根幹と一致していた。

 

中曽根政権下のアーバンルネッサンス
構想では都市政策と経済政策が進めら
れた。

リゾート法の制定、行政改革、プラザ合意
後の経済政策など色々あるが着目すべき
は2点だと考えている。

 

規制緩和自由化

・規制緩和:
経済の自由化や市場原理の導入を目指
した規制緩和が進められた。

これにより、新規事業の参入が容易になり
民間企業の競争力強化やサービスの多様化
が促された。

 

・金融自由化:
金融市場の自由化や国際化を進める政策
が採られ、日本の金融業がグローバルな
競争にさらされることとなる。

これにより、日本経済のグローバル化を
加速させ都市部での経済活動の活性化に
も影響を与えた。

中曽根政権下のアーバンルネッサンス
構想を理解する上で重要なのは、この
2点ではないだろうか。

 

(正)規制緩和と自由化の影響

・民間企業の活動促進:
規制緩和により、新規事業の参入障壁が
低下して民間企業の活動が活性化。

これにより、消費者の選択肢が増加して
サービスの質や効率が向上した。

 

・市場の国際化:
金融市場の自由化を含む一連の自由化政策
は、日本経済の国際化を加速させ、海外と
の経済的なつながりが強化されて国内外の
投資や貿易の増加に寄与。

 

・経済構造の変化:
長期的には、これらの政策は日本経済の
構造を変化させ、より市場原理に基づく
経済システムへの移行を促した。

 

(反)超競争社会、格差社会の爆誕

いわゆる競争社会、格差社会はここから
拡大したと言っていいだろう。

日本国内に外資が入りやすくなった。

日本人が海外投資しやすくなった以上
に外国人が日本企業を買い漁りやすく
なった。

 

つまり、日本型資本主義経済
はここから破壊された。

終身雇用、年功序列、護送船団方式
という日本独自の仕組みの破壊が始
まった。

よって、日本型資本主義経済の仕組み
の上でうまく回っていた企業や金融機
関の破綻が増えた。

そんな企業や金融機関が外資に買われる
ケースが増えたのだ。

自由経済主義と言えば聞こえはいいが、
日本経済も弱肉強食的な支配主義に染め
られたと言っていいだろう。

 

このように・・

アーバンルネッサンス構想などの中曾根
政権下の政策で日本経済の方向は大きく
変わった。

 

(合)私たちの在り方が大切な時代

良い悪いではない。

 

まとめると・・

*(正)
中曽根政権下の規制緩和、
自由化で日本型資本主義経
済が破壊された
(日本の経済植民地化が進んだ)

 

*(反)
しかし、規制緩和や自由化などの
劇薬を投下しなかったら日本は今
頃、閉鎖的でつまらない国になっ
ていたかもしれない

 

*(合)
つまり、私たちにとって大切なのは
国家の舵取りがどう変わっても柔軟
に適応するしかないということ。

 

むしろ、我々に残された道は成長
以外にあり得ないということ。

悪い面ばかり見ていたらキリがない。

さらに、愚痴を言って騒いだ所で
なにも変わらないのだ。

 

変えられるのは自分だけだ。

実は、良い時代も悪い時代も存在せず、
すべて勝手な思い込み=幻想だ。

 

時代を「良い」「悪い」の二元論で判断
すると多様性や複雑性を見落とすことに
なるだろう。

二元論の先には不安、恐怖、怒り、失望
しか待っていないと思う。

 

どんな時代にも、ピンチとチャンスは
必ず共存している。

それらは時の政策や社会状況、個人の
立場や視点によって違って見える。

だから、どんな状況や時代も二元論で
捉えない訓練が大切なのだ。

 

別に、地球が消滅しない限り、楽勝だ。

ただただ地球が在ってくれることに感謝
して、激動の時代を楽しめばいい。

どうにもならないことを二元論で判断せ
ずに、その時代でしか味わえない体験を
「神しめる」しかないのだ。

 

我々に必要なのは、善悪を超越して時代
を楽しむ力だと思う。

現状を受け入れ、楽しむというシンプルな
力は現代社会において最も価値の高いスキ
ルになるだろう。

 

「自分の殻をぶち破る」

そのために、歴史を学ぶことは有効な
一手となるだろう。

日本バブル崩壊の真相

 

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