アーバンルネッサンス構想:東京バブルの舞台裏
「バブル経済は政策と世論に
よって意図してつくられる」
つまり、生成から崩壊までセット
になった計画だと言えばわかりや
すいだろう。
「日本バブル崩壊の真相」では講義
形式で詳しく解説されているが・・
ひとつ面白い流れを本日の記事で
ご紹介させていただく。
中曽根康弘・内閣総理大臣の時代
にアーバンルネッサンス構想なる
ものがあった。
(1982年~1987年)
東京都の建造物の高さ規制を一気に
緩和する東京高層化構想のことだ。
現在の東京を作った構想とも
言えるだろう。
皇居より高い建物なんか失敬で不経済
のはずが高さ規制を一気に緩和
東京丸の内側に高層ビルが建ち、丸ビ
ルでオムライスを食べるのがナウい!
なんて時もあったはずだ。
このアーバンルネッサンス構想で・・
・地価が上がる
・金利が下がりお金が借りやすい
環境になる
・不動産投資が活発化
・不動産持ちがバンバン金を使って
恩恵を受ける人がゾロゾロ出る
まさに、政策により「バブル」は
作られた。
そして、国民が躍って「バブル景気」
が演出されたわけだ。
しかし、全員が恩恵を受けてハッピー
だったわけではない。
当時を知る人ならピンと来るかもしれな
いが都心の家が高過ぎて買えない人達が
出たのだ。
だから、通勤に片道1~2時間掛かる
郊外にマイホームを持つ人が増えた。
そういう現状をマスコミも煽る。
そして、いつの間に「バブルは悪だ」
と思うよう世論誘導がされる。
「悪は成敗じゃ!」
というわけで、庶民の味方の登場。
平成の鬼平と呼ばれた日銀・三重野康
総裁の登場である。
そこからバブルは崩壊へ向かい
「真の目的」が果たされる・・
日本バブル崩壊の真相では詳しく、実に
わかりやすくこの流れについて解説され
ている。
バブル崩壊でも重要なキーになる長銀
(長期信用銀行)破綻
当時の時価総額で3兆円あった超巨大
銀行が破綻した流れもわかりやすく解
説されている。
一心(神)同体
さぁ、我らと行こう。
The New World of YAMATO