通貨発行戦争、第二次世界大戦の原因と仕組まれる世界平和
この記事のポイント:
・戦後恐慌では何が起きたのか?
・世界恐慌では何が起きたのか?
・通貨発行戦争はどうして起きる?
・ブロック経済と第二次世界大戦
・IMF(国際通貨基金)とBIS(国際決済銀行)
・戦勝国により創られる世界平和
我々が今後も生きていくために
いま学ぶべきテーマはなにか?
その一つに戦後恐慌(1920)がある。
過去の戦争で何が起きて、日本人
はどうやって復活したのか?
戦後恐慌から復興までの歴史を
勉強する必要がある。
では・・
●戦後恐慌(1920)では何が起きたのか?
・大量の人が失業
・皆が怖くてお金を使わない
・景気が悪化して更に
失業者が増加する
そして・・
不景気の悪循環が増長加速
して世界恐慌(1929)に繋が
った歴史がある。
そこで、政府がお金を使って雇用
を生み出そうと考えられた。
通貨を発行して景気回復しよう
と考えられた。
ケインズの財政投資、ニューディール政策
などが行われたのだ。
ただ、この時の問題は金本位制
が存在したことだ。
政府がお金をバラ撒いてしまえば金
との交換が出来なくなってしまう可
能性がある。
債務不履行になってしまう可能性があったのだ。
だから、多くの国々が金本位制を廃止した。
(高橋是清・第20代内閣総理大臣が
金輸出の停止なども行った)
●政府が通貨発行量を増やせばどうなる?
通貨安になる。
通貨が安いところでモノを作れば
安くモノが作れることになる。
安くモノを作れる国に注文が入り
自国の雇用は改善されると考えら
れる。
しかし、他国の雇用は悪化する。
よって、通貨安戦争になる。
さらに、通貨を発行しても通貨安にならない
事例も多々あった。
通貨をバンバン発行しても
通貨安にならなければ丸儲
けになってしまう。
通貨発行した国が勝ってしまうのだ。
このように、第二次世界大戦の
前には各国間で通貨発行戦争が
行われていたのだ。
この戦争から国家(資源・資本・
国民)を守るためにブロック経済
が創られたのだ。
●第二次世界大戦を起こした1つの原因とは?
このブロック経済によって現在も
おなじみの通貨圏が出来た。
しかし、このブロック経済が第二次
世界大戦の遠因になったと言われて
いる。
つまり、第二次世界大戦を引き起こした
原因は過度な通貨戦争と言えるのだ。
各国が景気低迷から脱却するため
に競って通貨発行することで戦争
になったのだ。
じゃあ、通貨発行に一定のルールを創ろう!
ということで、ブレトンウッズ体制が創られた。
1ドル=360円
1トロイオンスの金=35ドル
このような固定相場が作られ、過度
な通貨戦争を無くす目的でIMF(国際
通貨基金)が創設されたのだ。
通貨価値と金融システムの安定のため
国際決済銀行(BIS)規制があるのだ。
このBIS規制に従って、日本の銀行
は株式を売らざるを得ない状況に。
日本独自のシステムだった株式持合
を破壊された経緯があった。
では・・
●この記事で何が言いたいか?
戦後恐慌→世界恐慌→通貨発行戦争
これらを止め、世界平和を目的にした
統治システムは「戦勝国」によって創
られた歴史があるということだ。
この流れを頭に入れて、現在と未来を
見ていく必要があると考える。
真の日本精神を取り戻す
日本人の生成発展に貢献する